日本臨床心理士学会公開研修会で講演
本日6月17日,日本臨床心理士学会公開研修会「当事者が語る 強制不妊手術の体験」において,当事者である飯塚淳子さん、北三郎さんと、全国優生保護法被害弁護団共同代表の新里宏二弁護士、札幌弁護団長の山田いずみ弁護士が講演しました。(当事者の方のお話に関しては,先日の記事「優生手術被害当事者の声」を参考にしていただければと思います。)
会場からは,「日本国憲法において,基本的人権が公共の福祉による制限を受けることが定められていること自体が問題である。この点については,国連からも指摘を受けている。国際人権の考えを取り入れていくことが必要ではないか。公共の福祉や公の秩序を簡単に許すべきではない。」との趣旨の発言がありました。
また,精神障害当事者の方からは,「
多数者の決めた「幸せ」の概念によって,公共の福祉の名の下に,少数者の基本的人権が侵害されることはあってはなりません。障害者の問題だけではないことを,たくさんの方に気付いていただきたいと思います。