記者会見2024.12.26
優生保護法に関する最高裁大法廷判決を受け、2025年1月17日に新たな補償法が施行されます。まだ被害の実態を認識していない、あるいは情報に接していない被害者に向けて、大きく報道していただきたいとの思いから、本日2024年12月26日14時~記者会見を行いました。
- 1月17日にスタートする補償法「旧優生保護法に基づく優生手術等を受けた者等に対する補償金等の支給等に関する法律」の概要について
参考:こども家庭庁 特設サイト - 同時並行でスタートする「サポート弁護士」の制度について
- 1月14日優生保護法問題の全面解決へ~国の謝罪と補償をすべての被害者にとどけよう!~1.14院内集会のご案内
参考:優生連チラシ - 1月16日 日弁連主催全国一斉旧優生保護法相談会のご案内について
参考:全国一斉旧優生保護法相談会(日弁連サイト)
新たな補償法では、本人だけでなく配偶者や相続人が請求できたり、被害の対象に人工妊娠中絶が含まれていたり、併給調整の有無があったりして、やや複雑な部分もあります。まずはご相談ください。
また、サポート弁護士に関しては、12月12日から全国各地で研修がスタートしており、サポート弁護士名簿の作成が着々と進んでおります。サポート弁護士は自治体と連携して、補償金等の申請をお手伝いいたします。補償金の申請をしたい方が都道府県の窓口に相談し、サポート弁護士を希望した場合には、無償でサポート弁護士の援助が受けられますので、ぜひご利用ください。
最高裁判決が出た後、基本合意がされ、新たな補償法も成立しましたが、法律ができただけでは足りず、すべての被害者に補償が実際に届けられることが必要です。また、優生保護法問題の全面解決に向けては、検証と再発防止という大きな課題も残っています。
最後に今日の記者会見での北さんの言葉(一部抜粋)をお届けします。
「声をあげられない人たち、勇気を出して声を上げてください。
一緒に差別や優生思想をぶっ壊していきたいと思っています。」