議員要請活動中
仙台判決要旨や要請書(PDF)を持って議員への要請活動を行いました。
共産党 髙橋千鶴子議員、宮本徹議員との懇談
山田弁護士による仙台高裁判決の報告や佐藤さん・飯塚さんの気持ちを、高橋議員も宮本議員も熱心に聞いてくださり、今後の方向性について弁護団と懇談をしました。
れいわ新選組 木村英子議員、天畠大輔議員との懇談
新里弁護士の仙台高裁判決の報告を聞いて、木村議員は、「酷い判決。知らない間に子どもを産めない体になって…。自分もその手術を受けるかもしれない立場だったので気持ちはよくわかる。私達も闘いを継続していきたい。」、天畠議員は、「全面解決に向けて,協力してください。一緒に頑張りましょう。」などと言ってくれました。
自民党 橋本岳議員との懇談
(写真なし)
この後、記者会見です。
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記者会見では、まず、新里弁護士が、いかに仙台高裁判決がおかしいのか、いかに杜撰な認定なのかを記者のみなさんに訴えました。
また、佐藤さん・飯塚さんもその悔しい気持ちを吐露しつつも、また頑張っていきたい、と述べていました。
北さんも、本当に悔しい限りだ、とお二人の気持ちに寄り添いました。
優生連の協働代表である藤原さんは、「これまでの歩みを無視されたような気持ち。この問題はまだ終わっていないのだということを、議員の皆さん、社会の皆さんに知ってほしい」、同代表の利光さんは、「手術をされたということだけではなく、不良と決めつけられたことが悔しいのだという原告の気持ちを裁判所には汲み取ってほしかった。その悔しさは、優生連も共感している。これからも一緒に闘っていきましょう。」などと述べました。
※仙台高裁は、優生保護法が違憲だとはいいましたが、憲法14条(平等原則)違反だと述べただけで、憲法13条(幸福追求権)など他の憲法違反については認めていません。
質疑応答(抜粋)
1.今日、札幌で1人、福岡で2人、新規提訴がありましたが、お気持ちをお聞かせください。
→(飯塚さん)仲間が増えたのはうれしい、みんなあわせて救済されてほしい。
(佐藤さん・北さんも、人数が増えたことを喜んでいました。)
2.最高裁の判断が示されるのにどのくらいかかるのか。今どういう状況なのか。
→(新里弁護士)最高裁の判断にどれくらいかかるかはわからない。高裁の判断が4対1で分かれたことで、長期化することは間違いない。先に上告された2つについては調査官が調査中と聞いている。もう2つについては国が上告理由書を提出して、この後高裁から最高裁に記録が送られる段階と思われる。
※最高裁では、裁判官が記録を検討する前に、まず調査官がいろいろ調査をして報告書を作成するのが通常です。
3.昨日の裁判で、判決は「控訴棄却」のみで30秒もなかった。どういうお気持ちでしたか。
→(飯塚さん)「怒りを覚えました。あの裁判官はおかしい。」
(佐藤さん)「あまりに短くて、勝ったのか負けたのかもわからなかった」